近畿水の塾 会員紹介のコーナー

 
会員017

福廣勝介さん

 もう四十年以上も前のことになるのだが、わが故郷名張の川で会った景色を思い出す。季節は晩夏、夕刻である。石ころごろごろの岸辺に大学浪人風の青年が一人佇んで、当時はまだ水量たっぷりで幅の広い流れを眺めていた。青年は、幾つかボタンをはだけた白いワイシャツ姿であった。足元は、下駄である。突然青年は、シャツを脱ぎズボンを脱ぎ、歩き辛らそうな石ころの上の下駄を脱ぎ、川の中に入って行き、腰あたりまで浸かったところで、抜き手を切って、遠く対岸の方に泳ぎ去っていった。  青年は誰であったのか。その後亡くした僕の兄であったかもしれない。あるいはかわたろうであったかもしれない。今や、杳として判らない。僕10歳頃の事である。  爾来僕は、家では通年下駄履きで、職場でもネクタイなしの暮らしである。そして、川が、それも、水たっぷりに流れる川の自由と離れられないでいる。 「澤井河川塾」世話人、NPO法人「近畿水の塾」の理事長をさせてもらってる、 福廣勝介、川の自己紹介です。因みに給金は、都市公団の造園課で頂戴しています。(澤井河川塾通信より転載H15.05)
 
会員004

古川博一さん

 今年四月に久しぶりでふるさとの大阪に戻ってきました古川です。 昨年、「川に学ぶ」の全国大会を開催した岡山でたくさんの近畿水の塾の方と お会いさせていただきましたので、澤井河川塾にも比較的簡単に溶け込ませて いただきました。 分かりやすい説明ができる河川技術者になりたいと常に考えていますが、 なかなかうまくいきません。 河川塾でいろいろ経験を積んでいきたいと思います。 皆さん、よろしくお願いします。(澤井河川塾通信より転載H15.05)
 
会員026

西河嗣郎さん

 堺市で河川の仕事をしている、西河です。 1995年に大和川河川塾(堺市)に参加して以来、1996年の全国水環境交流会(枚方市)、2000年の川に学ぶシンポジウムin近畿(尼崎市・八幡市)などのシンポジウムのスタッフをさせて頂きました。この間、近畿で活動されている様々な人に出会い、目の鱗(うろこ)を毟り取られ、今に至っています。 河川の仕事を始めて10年になりますが、この10年というものは結果的に見て非常に「川」が動いた時期でもあり、「川」に関われたことを幸せに思っております。現在は特に水環境に関わる仕事をしていますが、ひとえに水環境といっても地域性、スピード感、市民の関わり、また人によっては十人十色のところがあり、悩ましいところも否定できません。仕事では果たせない夢の実現や情熱の糧として水の塾に参加している様なものですが、精一杯将来に向かって「川」や「水辺」への、また「人」への関わりを絶やさず、自分が出来ることを、出来るところで、出来る人たちとやって行きたいと思っております。よろしくお願いいたします。(澤井河川塾通信より転載H15.05)
 
会員007

勝山慶一さん

  大阪府に勤務しております勝山(かつやま)と申します。 現在は、堺市にある大泉緑地にて、みどりに関する仕事をやってます。 「水の塾」への参加は、2000年の「川に学ぶシンポジウムin近畿」実行委員からとなります。当時は、府営石川河川公園に勤務していて、行政と地域のメンバーからなる「ワークショップ」活動が軌道に乗り出した頃でした。仕事で面識のあった白木さんより、「シンポに向けて、色んなメンバーが集まり動き出している。今度、勉強会を開催するので来てみない?」とのお誘い。今思えば、仕事上での色々な協働作業の中で、地域のパワーというものを実感して、「行政マンである前に、自分も、石川で遊ばせてもらった、いち市民なんや・・。」と気づき始めたちょうどその頃だったように思います。それ以降、仕事を通り越して川にどっぷりつかり、現在に至っています。 「水の塾」では、この多彩なメンバーでこその活動を、マイペースで、やるからには楽しくやっていきたいです。また、その刺激で、「ガキの頃お世話になった石川へも、何か、お返し(おおげさ)が出来ればな・・。」と考えています。 P.S.カヌーもかじってます。どなたかご一緒しませんか?(澤井河川塾通信より転載H15.05)
 
会員005

佐藤拓二さん

  こんにちはー!!近畿水の塾 事務局長の佐藤 拓二です。 普段は「公園」関係の仕事をしています。 しかし、ひょんなことから飛び込んだこの世界・・・ あれよあれよという間に、澤井河川塾も2年半を過ぎました! 澤井河川塾は「川に学ぶ」シンポジウムから生まれた、「近畿水の塾」を母体とした市民的・非専門家的な勉強会ですが、この「"近畿水の塾"は様々な人々がより多くの見識を深める場である」とは、よく言ったものです。 初代『追いまわし役』の私は、未だ川に関するビジョンを持てないままに何とか皆さんの後をついて行っている状態ですが、この2年半でこの世界で学んだことを、ずいぶん『仕事』に生かすことができました。 今度は、この『仕事』を水の塾・河川塾にフィードバックする時期だと思っています。 楽しく、長〜く続けたいですね!!(澤井河川塾通信より転載H15.05)
 
会員1001

佐藤侑美さん

  こんにちは 近畿水の塾 事務局員の佐藤 侑美と申します。 今まで「自然」とか「川」を遠目に見ているだけの私でしたが、ひょんな事からこちらの事務局のお手伝いをさせて頂く事になりました。元々、事務のお手伝い(だけ?)のつもりでしたが、しかしフィールドワークに参加してみると、これが「楽しい!」ということに気づき始めました。思い返すと、最初は澤井先生の「ビオトープを作ってみよう」行事でした。でもミミズが大の苦手な私は、どう考えても土を掘り返す作業が出来ない状態で、結局は、楽しいおやつのぜんざい作りをお手伝いするだけのゴマメ参加でした。でも、ゴマメ参加なのに、何故かぜんざいは人の3倍も頂いてしまいました。 未だに専門用語や難しい理論はさっぱりわかりません(きっぱり!)。ただ現地に出かけた時に「あぁこの風景良いよねー」と感じる事で、自分の子ども達にも絶対に大事に渡してあげたいと、参加する度にその思いは積み重なってきています。先月の設立記念会にて上映された「柳川堀割物語」を初めて観た時も、ゾワッと鳥肌が立ちました。こんなに一生懸命に「川」「自然」「水」に尽くす事が出来る、決して私利の為ではなく取り組めるとはと、何とも心に響くものがありました。 たまたま、事務方をする事になりましたが、私の生活の中で色々体験させてもらえるいい機会を作ってもらえたと感謝しています。何かある度に手探り状態で進みつつありますが、「楽しく」をモットーにやっています。これからもどうぞよろしくお願いします。(澤井河川塾通信より転載H15.05)

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