★淀川流域水環境交流会とは、 平成11年から、「活かそう水辺、つなごう流れ」をキャッチフレーズに、淀川流域内で開催されている、シンポジウムとEボート乗船からなる交流会です。実行委員会は、淀川愛好会、摂南大学エコシビル部、川の会名張等の団体で構成されています。 |
第1日目:平成14年8月3日(土)14時〜17時 |
■基調講演 「地域交流に果たす川の役割」 竹原和夫氏(旭川流域ネットワーク)
「H9年に改正された河川法は、治水、利水に環境が加わり、川の行政が民主化した。これからは、川をだめにした場合、半分は市民の責任になる。市民がちゃんとものを言えるかが重要になる。」 「川と自分たちの関わりを再認識する。河川管理者にとって、川とは゛異常時の川"、市民にとっては、゛日常の川"。このギャップをいかに埋めるかが重要。」 「人を川に近づけるために、゛源流碑リレー"を行った。ここから、徐々に、旭川流域ネットワーク、旭川連携協議会、旭川守り隊などに広がっていった。」 「子どもたちに、゛ふるさと"をきちんと教えることが大きな課題。」 |
■パネルディスカッション
「上下流交流から支・派流間、対岸、流域間交流へ」 Q1:川は誰のもの? 「川はみんなのもの。人だけでなく、生物も含めて。」竹原和夫氏(旭川流域ネットワーク) 「川は第一に流域の住民のもの。関わっている人のもの。」横山康ニ氏(琵琶湖ネット草津)
「しっかり話せば、行政の担当者にも、よくわかってもらえる。実は、市民の提案や働きかけを待っているようだ。」澤井健二氏(淀川愛好会) 「大阪府でも、アドプトリバー制度(川の養子制度)を行っている。市民にある区間を提供し、川の清掃や管理を行ってもらう。」辰谷義明氏(大阪府茨木土木事務所) 「名張川では、市民が提案した水質浄化装置について、建設は行政が行い、維持管理は市民が行うという協働の形が既にある。今後は、この形が主流になると思われる。」川上聰氏(川の会名張) |