近畿水の塾 入会のお誘い

 
私たちはこう思います
山から海へ流れ下る水から、私達はなんと多くの恵みを得て来たことでしょう。飲み水や農業・工業のための水。そして様々な生きものを育む水。土砂だけでなく熱や栄養分までも集めて運ぶ水。それは湖、川、海という景色で私達の前に姿を表しています。その水辺で、なんとも言えぬ深いやすらぎと喜びに浸った経験を誰もがもっていることでしょう。緑あふれる国土は、この豊潤な水の流れの表現だとも言えます。
ところが近頃どうでしょう。川の暴れは少なくなりました。代わりに、渇水や汚染に悩まされ、川に生きものの気配を感じることができなくなりました。水辺の景色もなんとも情緒のないものに変わりました。それを映すかのように、私達の心が荒んできているように思います。水が、「天からの賜りもの」であることを忘れ、私達は今、とても傲慢な付き合い方をしているのはないでしょうか。
治水、利水、環境という言い方を耳にします。人と水との関係は、本来そのように分解できるものではありません。今求められているのは、忘れられかけている人と水との多様な関わりを回復することです。そのためには、専門家の科学技術や行政の施策に加えて、流域の暮らしの中での、水との付き合いを再発見し、創造していくプロセスが大切なのだと、私達は考えています。
平成8年、「第4回水環境シンポ&交流会近畿大会」が枚方市で開催されました。その実行委員会で出会った仲間達から、ネットワーク団体「近畿水の塾」は生まれ、近畿圏の水環境に関わる志ある市民、技術者、行政担当者等をつなぐネットワークとして活動を続けてきました。
平成12年には「『川に学ぶ』シンポジウム in 近畿」の実行委員会に合流したことによって、近畿圏における流域内連携及び流域間連携活動の拠点としての、より多様な活動展開が期待されるようになりました。
この集まりは、多くの研究者、技術者、実務家を擁し、高度な専門性と技術力を有する団体でもありましたが、それ以上に、多様な地域、多様な職業の市民が対話し連携する中で、個々の専門や技術を超える見識を育む場でした。
そうした特色をより幅広く社会に活かし、市民、行政、企業等さまざまなセクターとの連携を視野に入れて、多彩な活動を展開していくにあたり、平成14年に「特定非営利活動法人近畿水の塾」として出発しました。
私達は、人と水との関わりが実感できる機会づくりや、活動や地域同士の連携の仲立ちをしていくことを通じて、市民による地域づくり、環境づくりを目指しています。
 
こんなことを考えてます
新しい気づきとその共有のために
 人と水とのあるべき関係について考える、公開研究会・河川塾を定期的に開催します。
流域内・流域間の幅広い交流のために
 人と人の幅広い交流を目指し、シンポジウムや出張教室を企画・実施します。
具体的な問題解決のために
 市民的な視点、専門的な観点から提言・助言活動を行います。
声や情報とのよりよい出会いのために
 電子メールやホームページ、ニュースレター等を通じて幅広い情報提供を行います。
 
仲間になりませんか?
近畿水の塾は、いろいろな立場の人々が一緒に考え、それぞれができることをしなが
ら、より良く本来的な人と水との関わりを守り創っていくことを目指しています。
すでに、流域で実践活動をしている方、行政担当者、専門技術者、研究者など、さま
ざまな人たちが集まりつつあります。

あなたも仲間になりませんか?
 
《正会員》   
総ての活動に優先的に参加でき、総会での会の意思決定に加われます
入会金:なし
年会費:3000円 

《賛助会員》

総ての活動に優先的に参加できます
年会費:1口 1000円 (1口以上お願いいたします)
 

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